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変に青く波のない水面


変に青く波のない水面 ■ 変に青く
波のない水面
神奈川県 三浦市 南下浦町 金田
最寄 京急バス『金田』
撮影 2007 / 02/08 他



アルファさんが、地元三浦
ココネと ツーリングした際に
案内した場所の1つ…

それが、
『変に青く波のない水面』です。


ココネが アルファさんから
受けた説明によると、
『池のような それは くねくね曲がった谷の
奥まで入りこんだ海』
なのだそうです。





漫画内から読み取れる
さまざまな情報から考えて、
モデルになった場所は、

『岩堂山』 の 北1.5キロに広がる
『金田の谷』
(正式名称ではなく、僕が勝手にそう呼んでいます(笑))
ではないかと見ています。



「金田湾 海水浴場」の西、
小さな町並みの奥に広がる この谷は、

『大三叉路』(引橋交差点)
すぐ近くにありながら
一気に標高が下がる、

中央を走る川の両側に
均等に畑が広がった場所です




付近の丘の上には
地元の主要道路がありながら、
この谷に下りれる場所は限られています
(理由は急勾配でしょう)


そのためか、
斜面の こんもりした木々には
ほとんど手がついておらず、

谷の姿は、森に覆い隠されるような
形になっています。

知らない人が見れば、
まさか その底に畑や民家があるとは
思えない
でしょう。



事実、僕も つい最近まで
気づきませんでした。

付近から眺めては「深い森だな…」と
感心していたほど
ですから(苦笑)

(下写真は、その谷を「南」から眺めたものになります。
漫画内の アルファさんたちは、この谷を「北」から
眺めているため、向きとしては真逆です。

分かりにくいですが、中央右側の斜面に並ぶ家々の手前に、
件の谷 が広がっています)



「変に青く波のない水面」の谷





★ちなみに、2014年 3月になって、
Jさん という方が、mixi の「ヨコハマ」コミュで
『「変に青く波のない水面」のモデル地は、
元屋敷です!』
という
驚きの発言をしていたのですが…

 
詳しく話を聞くかぎり、
ちょっと うなずけない内容 であったため、
下のようなページを作って、
彼の主張を1つ1つ検証 してみました。

『「変に青く波のない水面」のモデルは、
「元屋敷」ではありません』


(ご興味の無い方は、スルーして
下に読み進んでいただいて大丈夫です(^^ )





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さて、アクセス です。


一番 簡単なのは、
京急『三浦海岸』からバス(海35系統)に乗り、
『金田』で下車する方法でしょう。

バスは 1時間に2本ペースで
走っています。

(ただ、現地は観光地でも何でもない 谷間の田畑 なので、
トイレと買い物をきっちり済ませてから出発してくださいね)




バス停に降りて、
海ぞいに「南」に歩くと、
すぐに『走湯神社入口 交差点』があるので、
「西」へ右折して 小さな町に入ります。
(下の交差点の写真は、北(逆)向きに撮られています)





あとは「西」へ向かって、
道を選びつつ ややクネクネと歩くだけです。


あなたが今 歩いている この一帯が、
夕凪時代には、海面上昇によって水没し、
複雑な形状の入江となってしまう…


そんな(現地の住人には失礼な)
感慨 を静かに味わいつつ、
風景を眺めてみてくださいね(^^





なんの目的も無く
谷間をブラブラ歩くのも寂しいので、

取りあえず「谷の最深部」
目指してみましょう。


途中に特別 目印になる物も無いですが、
谷の中央を流れている 細い川 から
離れないように歩けば、
最深部に辿り着ける
と思います。

最深部までは 2キロほどになります。



谷の上からなら まだしも、
谷の中から見上げる付近の丘は、
正直、特別 美しいわけでもありませんが…


「変に青く波のない水面」の谷   「変に青く波のない水面」の谷

「変に青く波のない水面」の谷   「変に青く波のない水面」の谷


(ただ これは、僕が訪れたのが2回とも「2月」
だったことが関係しているかもしれません。

このページを書き直している 2023年12月に、
あらためて Googleストリートビューで現地を見て回った所、
谷間いっぱいに敷きつめられた大根葉の緑が美しく
何か「隠れ名所」のような趣きさえ感じました)

「変に青く波のない水面」の谷





そんなこんなで、
最深部 まで行くと、

「なんでこんな場所に??」という感じで、
釣り池 が登場します。

そう、今まで辿ってきた川は、
この池から流れ出たものだったのです。

(付近に広がる田畑からして、単なる釣り池ではなく
地元の 用水池 も兼ねているのではないでしょうか?)



  



こんな場所にある釣り池ですから、
釣りに来ているのも 地元の方 が中心の様子…

平日に、しかもこんなローカルな場所の
写真を撮りに行った僕は、
地元民らしき 釣り人の おじいさん達に
チラチラと 不審な目(多分)で見られて
困りました(苦笑)



でも 実をいうと、
僕が この谷を見てみたいと思ったキッカケは、
「ヨコハマ名所」探しではなく、

地図で偶然 見つけた、
最深部の この池 の正体を
知りたかったから
なので、
ココを外すわけにはいかなかったのです。



ちなみに この時、
釣り用の足場を工事していたらしい おじさん が、
脇に置いていた大事な工具を池に落として
「ああ〜っ!」と 嘆いていました。

「僕に気を取られていたせいかも…」と思い、
何か ものすごく申し訳ない気持ちに…




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以下に、3つの方角 から
谷を見下ろした写真
お見せしますので、

頭の中で組み立てて
「こんな感じの谷なんだろうな…」と、
旅情に ひたってみて下さいまし。






まず この写真は「谷の北東」

『走湯神社』の裏(北)の丘から、
「南〜西」を向いて
谷を見下ろしたものです。


「変に青く波のない水面」の谷   「変に青く波のない水面」の谷

「変に青く波のない水面」の谷



ただし この丘、
後で考えてみると どうも
「他人さまの畑(私有地)」ぽい ので、

もし あなたが入るときは、
確認を取られることをお勧めします。





これは「谷の北」の丘の上…

『引橋交差点』の近くから、
「金田湾」に下りられる道に入り、
200メートルほど行った所から「南」を向くと、
眼下に広がる光景です。


谷全体を見るには、
もっとも適した場所
だと思います。

が、この日は空気中の湿度が高く、
風景が白っぽくなってしまいました

「変に青く波のない水面」の谷



…というわけで、2007年 6月
撮りなおしてきました。

ついでに パノラマ にしてみたり(笑)

「変に青く波のない水面」の谷




漫画内の色々な情報 を統合すると、
(昼すぎに子海石診療所からバイクで出発した
アルファさんたちの(感覚的な)移動時間や、
太陽の位置(影の向き)、途中で立ち寄った場所 など)


こここそが
『アルファさんとココネが、
変に青く波のない水面を見おろした場所』

であると 自分は考えています。



2枚目の写真 のように
空気の透明度が良い日だと、
彼方に 房総半島 が見えて
漫画内と風景が変わってしまいます
が、

1枚目の写真 のように
彼方が白っぽい日には、
すごく良い感じになる んですよね(^^





最後に これは、
「谷の南」丘の坂道の途中から、
北の方を見下ろした風景です。

視界も よく開け、
もっとも 谷の起伏が美しく見える
ポイントではないでしょうか。


「変に青く波のない水面」の谷   「変に青く波のない水面」の谷

「変に青く波のない水面」の谷   「変に青く波のない水面」の谷




ちなみに、
ここから逆に 南の丘を登っていくと、
『三浦霊園』の西あたりで
大きめの道路と合流します。




さらに 南西へ 500メートル行くと、
『ここらじゃ一番 高い丘』(岩堂山)
に向かうT字路に行き着けます。






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