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ここらじゃ一番 高い丘


ここらじゃ一番高い丘(岩堂山) ■ ここらじゃ
一番 高い丘
神奈川県 三浦市 南下浦町 毘沙門
最寄 京急バス『松輪入口』
『大乗』
撮影 2006 / 10/28 他



『岩堂山』(いわどうやま)…


この名前を聞いて、
「あぁ」と すぐ思い当たれる人は、
相当の「三浦」通 か、
地元 の方ではないかと思います。



『神奈川県で、最も低い山』にして、
『三浦市で、最も高い山』という、
不思議な2面性(笑)を持つ 岩堂山


作中では、アルファさんの
お気に入りの場所 として登場し、
「ここらじゃ一番 高いし」と表現されている
丘のような山です。


徒歩でのアクセスは やや難ですが、
三浦という地を知る意味でも、
一度は訪れたいポイント です。


ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)




なお、岩堂山の 標高 ですが、

このページを作った 2006年当時は、
ウィキペディアで「82メートル」
記述されていたと記憶しているのですが、

2014年に改めて確認したところ、
『86.8メートル』となっており、
仰天しました。


いつのまに 5メートルも
成長したのか、岩堂山??

まさか 噴火の 前ぶれ とか…?
(実際は、「計測方法」が変わったためらしいです(笑))






『岩堂山』への おすすめのルート
基本的に「2つ」あります。



足に やや自信がある方には、
バス停『松輪入口』からの
徒歩 1.5キロ(往復 3キロ)
が お勧めです。


まず、京急『三崎口』から
向きのバス(なんでもいい)に乗り、
3つ目の バス停『松輪入口』
下車してください。


岩堂山へのルート
(バス停『松輪入口』から 岩堂山までの地図です)



降りたら すぐに、
の住宅地に向かう
小さな道路に入りましょう。


道は すぐにグイッと左折し、
東へと向かう ゆるいクネクネ道になります。

この道は 前半は歩道が少なく、
そのくせ自動車の往来が けっこうあるため、
注意して進む必要があります


一方で、所々で
谷間のようになった森を見下ろすなど、
面白い景色に出会えたりします


  




東に向かって
ちょうど1キロ歩いた辺りの Y字路 で、
(「三浦市環境センター」の 小さな看板があります)
右斜め前に下る小さな坂があるので、
下ります






すぐに道が右折して、
真正面に 岩堂山
見えるようになります。

ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)







長距離の徒歩をさけたい方には、

京急『三浦海岸』から「海35」系統に乗り、
『三崎東岡』方面に向かうルート
をお勧めします。

下車するバス停は『大乗』です。





ウッカリ、1つ前の『大原』
降りてしまわないよう注意しましょう。

名前が似ている上に、
すぐ隣のバス停なのです。


ここで降りると、500メートル近く
余計に歩くハメになります。



(こんなふうに、「大乗」へと走っていくバスを見つめながら
歩くハメになるのです。 この俺サマのようにな…(泣))





注意したいのは、このバスが
「三浦海岸」駅から 現地まで
30分近くかかる上に、
本数が 1時間平均で1本未満しかない 点です。



バス停で降りた時点で、
帰りのバスの時刻をシッカリ確認し、
厳守するか…


あるいは、
「少しぐらいなら 歩いていい」
という事であれば、

「行き」は、
「三浦海岸」駅からのバス

現地を訪れ…

「帰り」は、
先述の『松輪入口』バス停までの
1.5キロを歩いて、

そこからバスで「三崎口」駅へ帰る…

というルートをとられることを
オススメします。



あと、バス停「大乗」の すぐそばには、
いきなり「それっぽい」神社がある丘 があり

こっちを山頂と勘違いされる方が多いですが、
こちらは「岩堂山」ではありません





バス停から、西に向かって
道ぞいに坂をてっぺんまで登ると、
右折した先に見える
雑木林をかぶった 小さな丘

あちらが、本当の岩堂山 です。






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『岩堂山』の麓に 初めて来た方は…

特に「松輪入口」から歩いてきた方は、
こう思うはずです。

『で、左右どっちが 岩堂山…??』と。


ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)


(西)です、

左のほうが神社があって
シッカリした姿をしていますが、
名も無い丘 です。



ジャリの坂道をサクサク上がりつつ、
たまに木々の間から見える後方の景色に
ホッと ため息をつきつつ歩いていくと、

ものの数分で 山頂に到着。


「登山」と呼ぶには あまりにもあっけない、
わずか 200メートルほどの坂道です(笑)


  



そこにあるのは、
畑の中に忽然と横たわる 低いコンクリ壁 と、
草木に囲まれた 電波アンテナ
ただそれだけです(苦笑)

(このコンクリは、「三崎砲台観測所」の 跡だそうです)


ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   





しかし、
そこで待つ「遠方の風景」は、
ちょっとしたものだと思います




なだらかな坂にそって
海まで広がる畑や、

風力発電の巨大プロペラ、
彼方の 城ヶ島 に、
天気が良ければ 大島 も望めます。


ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)

ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)

ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)   ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)



アルファさんは、
ここに たまに1人で訪れては、
「考えたり 考えなかったり」
している
そうです。



アクセスが困難なため、
地元以外の人に出会うことは
まずありません。


1人静かに、
三浦の しっとりとした風を楽しめる、
本当に三浦を愛する 一部の人のための、
味わい深い 隠れスポット
なのです。




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ちなみに、
僕が初めて この丘を訪れた 2004年 2月

この丘の中腹に
『トンビを捕まえるための小屋』
設置されているのを見つけました。


中には すでに
10羽以上のトンビが捕らわれており、
僕が近づくと
怖がって大暴れをしていました



地元の人にとっては
害鳥かもしれませんが、

トンビを心から愛する身として、
(身勝手なのは百も承知ですが)
なんともいえない思い を抱いたのを
今でも憶えています。

(ちなみに、もう一方の丘(神社のある方)の奥にも
ワナの小屋が設置されています)






ところが、
2年以上たった先日(2006年10月)
再び訪れてみたところ…

「トンビ捕りの小屋」のワナが、
封をされていた
のです。


中にトンビの死骸も
見当たらないところから、
すでに使用もされていないもの
と思われます。







ホッとする一方で、
「もう、その必要も 無くなったのだろう…」
という、納得に似た悲しさ
感じました。



ここ4年ほど
足しげく 三浦 に通っている僕ですが、

最近になって、
急激にトンビの数が減っている
のを感じていたのです。



かつて 当たり前のように
頭上に ただよっていた
「ピーーヒョロ〜…」という愛らしい声は、

もう 以前の3分の1ほどに
減ってしまった気がします。




今、トンビの数は、
「人間と折り合いがつく」ところまで
減少したのでしょうか?


「実は、減りすぎていたり
するのでは…?」
と、
個人的に心配で たまりません。




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『岩堂山』を訪れたのなら、
東の もう一方の丘 にも
ぜひ寄ってみましょう。


バス停「大乗」の そばに位置する、
『八雲神社』を背負った この丘からは、

三浦半島先端部の 南東一帯の畑が、
ゆるい坂にそって静かに広がる姿を
一望できます。


大根葉のつくる
なだらかな 緑の じゅうたん
の美しさは、
あなたの三浦愛を さらに確かなものと
してくれる
ことでしょう。


彼方には『剱崎灯台』の白い姿も…


  

  





ちなみに、城ヶ島 からだと、
岩堂山は こんなふうに見えます。

ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)



あと、山の 南の下り坂 から
見上げると、こんな感じです。

ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)


かろうじてコンクリの壁が
確認できる… かな?




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