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変に青く波のない水面
『変に青く波のない水面』のモデルは「元屋敷」ではありません



■『変に青く波のない水面』の
モデルとなった場所は
「元屋敷」ではありません




このページは、2014年 5月に作ったものを、
2023年 12月に 新サイトに移行するさいに、
あらためて 再調査・加筆 してあります。


「他者の考察の批判」というものは、
お読みになる皆さんにとっては
気分の良いものではないかもしれませんが、


僕の批判が 決して
「自分の気に入らない意見の 揚げ足を取ろうとしている」
ようなものではない事…

本当に好きな作品だからこそ、
ファン同士の なれ合いが原因で
「根本的に間違った考察」が広まってしまうのを
深く危惧している事…


そして、
僕が どのように漫画内から情報を得て、
そこからモデルとなった場所を探しているか?
を、
皆さんに ご理解いただく材料となれば、うれしいです(^^



また、さすがに10年が経過しているので、
これまで 仮名「Jさん」と表記してきましたが、
本来の HNである「十四夜さん」
書き直させていただきました。






2014年 3月、mixi の
「ヨコハマ買い出し紀行」コミュ で、

十四夜さん による
驚きの発言 が書き込まれました。


『「変に青く波のない水面」の
モデルになった場所を見つけた!』

というのです。


彼の主張 を要約すると
以下のとおりです。





■『アルファさんたちの
見ている水面は「元屋敷」』



「元屋敷」とは、
京急『三浦海岸』から見ると、
西1キロあたりに位置する土地です。

(下の地図で、赤丸のある辺りです)





現地系ヨコハマファンにとっては、
『「台の原のお社」から、南へ1キロほど』
…と言ったほうがピンとくるでしょうか?


そこの東が、少し小高くなっており、
アルファさんたちは その辺りから…

現代で言う『上宮田 小学校』の、
西隣りの路上 から、
水面(元屋敷)を見下ろした…

というのが、十四夜さんの主張 です。





■『2人は、西北西 を向いていた』


「西北西」だとすれば
その方向に見える付近の地形と、
漫画内の風景が合致
し、

漫画内のコマの
(旧版9巻・100ページ・上)
彼方に見えている 山の稜線 も、
神奈川県 西部の「箱根山」近辺の それと
酷似する
のだとか…




(この「西北西」という主張は 非常に重要なので、
ぜひ皆さんも記憶しておいてくださいね)







上記2つの話をサラッと聞くと、
たしかに 可能性がなくもなさそうに
思えてしまいますね…


ただ、アルファさんたちの眺めていた水面を
「元屋敷」と仮定
すると、
実は、いくつか 大きな矛盾が
発生してしまう
のです。



そこで、そのあたりを、
コミュの掲示板を通して
十四夜さんに指摘 してみたところ…

十四夜さん に「完全無視」
されてしまいました…




実のところ、彼には 以前から
こういう傾向がありました



「ミサゴの出生」について話し合った時に、
僕が 彼の考察の矛盾を指摘 したところ、
無言で僕をマイミクから外すわ、
一方的にアクセスブロックするわ
と、


ちょっと… いや、
正直な感想を言わせてもらえば、
「大人として ありえないのでは?」
憤らざるをえない
不快な態度を取られた事が
過去に何度もあったのです。




そんな経緯もあって、
さすがに今回は 僕も看過できず

また、おかしな説が定着 してしまう
ことへの危惧もあったため、


自分の このサイトで、
『彼の主張の 矛盾点』への指摘
を まとめることにしました。





【目次】

  ▲矛盾点1 背景の山々は「箱根」ではない

  ▲矛盾点2 ココネにとって「元屋敷」は 通い慣れた場所

  ▲矛盾点3 元屋敷の近辺は「山の中」とは 言いがたい

  ▲矛盾点4 そもそも『見ている方角』が矛盾している

  ☆ これらの矛盾点を『金田の谷』で検証してみると…







【下へ 続きます】



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▲矛盾点1
『背景の山々は、
「箱根山」にしては 近すぎる』




十四夜さん は、漫画内のコマの
(旧版9巻・100ページ・上)
彼方に見えている山は、

『箱根山などを含む
神奈川県 西部の山々である』

と主張しています。



ところが、
このコマをよく見てみると…

それらの山の上に「鉄塔」らしきものが
点在している
ことに、
あなたも お気づきになるのでは
ないでしょうか?






元屋敷から 箱根の山々まで は、
相模湾 をへだてて、
実に 50キロ以上 も離れており、

とても 鉄塔を目視できる
距離ではありません。




また、実際の 箱根の山々
三浦半島 から見たときにも、
鉄塔らしきものは目視できません


  

(左の写真は、三浦 より もう少し箱根に近い
逗子の『披露山公園』から 箱根方面 を眺めたもの。
右写真は、それを拡大したものです)






では逆に、
『鉄塔が目視できる距離』とは
どれぐらいでしょう?


例えば 下の写真は、
横須賀の『塚山公園』から、
南のほうを眺めたものですが…





一番遠くに見えている山々は
大楠山 の一帯で、
ここから 3キロ ほど離れています。

真ん中あたりに見えている白い塔は
『雨量観測所のレーダー』で、
高さは 50メートル です。


たった3キロ離れるだけで、
これなのです。


この 15倍 も離れた 箱根 にある
同様のサイズの建造物が、
目視できるはずがありません。




また この写真から、
『鉄塔が、漫画内と同様のサイズに
見える距離』
が逆算できます。

誤差はあるでしょうが、
『遠くても 10キロ以内』
ほどではないでしょうか?



逆に、近い分には
どれだけ近くても問題ありません。


なにしろ、
彼方に見えている これが
「鉄塔」だとは限らない からです。

(これを「50メートルほどの鉄塔」として ここまで考察してきたのは、
僕が 十四夜さんの考察に最大限 譲歩しようとしたから です。
実は「たかだか 10メートルほどの電信柱」
可能性もあるわけですから…)




僕個人としては 感覚的に、
漫画内の彼方の山々(丘)は、
アルファさんたちから
5キロと離れていない
と見ています。


いずれにせよ、
『これらの山々(丘)が、
箱根山の それではない』
ことだけは 確実
と言えるでしょう。





ちなみに僕自身は、
「変に青く波のない水面」
探し始めた当時は
「多分 これらの山々は、
大楠山 あたりなのだろうな」

ぐらいに考えて、

それを元に該当地を探していました。



ところが、ある日、
これが 大楠山方面だとしたら、
ある『大きな矛盾』がある

ことに気づき…

以降は、
まったく別の方面 から
探すようになりました。



その矛盾とは、何だったのか…?

それについては、
もう少し後で お話しますね。

この矛盾点は、
十四夜さんの主張の矛盾にも、
大きく絡んでくる
からです。




【下へ 続きます】



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▲矛盾点2
『ココネにとって「元屋敷」近辺は、
通い慣れた場所である』




夕凪の時代の三浦半島は、
海面上昇によって、
海岸線がグッと内陸に入りこんできます。

つまり、通行できる場所が
かなり限られてくる時代
なわけです。



そんな状況ですから、
ココネが カフェアルファ を訪れる際は、

三浦半島の高台に、背骨のように残っている
『横浜横須賀道路』(横横道路)を南下して
衣笠佐原 のインターで降り、

そこから歩いて(あるいはバイクで)
通っているわけですが…


実は このとき、ココネは、
必ず「元屋敷」近辺 を
通過している
のです。



自分が通い慣れた道の
「すぐ近く」の風景を、


今回 アルファさんに紹介されて
「初めて」目にしたなんて事が、
ありえるでしょうか…?



この点も また、
僕が 十四夜さんの説に異を唱える
大きな理由の1つ
です。





この話を聞いて、
「え!? ココネが元屋敷のあたりを
通っていた描写なんてあったっけ??」

と 驚かれる方も多いでしょうが、

もちろん、
そんなシーンは ありません
(無かったと思います)



でも、この事実は、
「ある情報」さえ知っていれば
とても簡単に推察できる のです。


その情報とは
『夕凪時代の 海面上昇』


実は、夕凪時代の
京急『三浦海岸』〜『三崎口』の 一帯 は、
『上宮田 小学校』近辺を除いて、
全て水没してしまう
のです(笑)



となれば、

北のほうから訪れた者たちが
付近で唯一 残った
「上宮田 小学校」近辺の
細い高台
を通過
して、

カフェアルファなどがある
「三浦半島 南端部」に入って来ている
のは 自明の理です。


夕凪時代の三浦市近辺

(これは、海面を「13メートル」上昇 させた場合のマップです。

上宮田 小学校 近辺(赤い矢印のあるところ)では、
そこ以外に通行の選択肢がない ほどに、
陸地が狭まってるのが 一目瞭然です)





ちなみに 下画像は、

十四夜さんのサイト で使用されている
『夕凪時代の「元屋敷」近辺の地図』
無断で(ごめんなさい)掲載したものです。




(赤い部分が、夕凪時代に残る陸地 です)



点線や矢印が出ている根元 が、
十四夜さんが「アルファさんたちが
水面を見おろした場所」

主張している場所なのですが、

近隣よりズバ抜けて 陸地が細くなっている
(ここしか通れる場所がない)

ことが、この図からも 一目瞭然です。


十四夜さん、自分で地図を書いていて、
『あれ? これだけ陸地が
細いということは…』

気づけなかったのかな…(苦笑)





漫画内の ココネ のセリフからして、
彼女が「変に青く波のない水面」を
見たのは、今回が初めて
と考えるのは
皆さんも異論ないところでしょう。


しかし 当のココネは、
配達などを通じて、今まで何度も、
「元屋敷」近辺 を通過していたはず

なのです。



「変に青く波のない水面」の所在地は、
『ココネが 今まで
ほぼ行ったことのない地域』

と考えるのが自然で…


その意味では、
「元屋敷」近辺 は むしろ、
可能性が低い場所の 筆頭
なのです。



逆に、可能性が高い のは、
ココネが足を運ぶ必要が ほとんど無い
『カフェアルファより南 の地域』
と考えるのが自然ではないでしょうか?




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▲矛盾点3
『元屋敷の近辺は、
「山の中」とは 言いがたい』




本編を さらっと読んでいると
気づきにくいですが、

実は ココネは
「変に青く波のない水面」に関して、
かなり重要なヒントを口にしています。



それが、下画像の
『山の中に〜』の一文です。





たしかに、
2人が水面を見おろしている風景は、
それなりの標高がある
(つまり「山の中」ぽい)

ことを感じさせますね。





ところが、十四夜さんの主張する
「上宮田 小学校」近辺 は、
「山の中」と呼べるような
場所ではありません。


近くにある『台の原の お社』の丘のような、
ちょっとした高台にすぎない のです。



しかも その高台は、
「夕凪時代の 12メートルほどの海面上昇」
によって、

現在より さらに標高が
『12メートル低くなっている』

はずです。






2023年 12月 に、十四夜さんの推す
「上宮田 小学校」の 西側の道路 一帯の 標高
地図サイト『Mapion』で調べてみたところ、

だいたい 標高 30メートル
なることが分かりました。






これは、夕凪時代には、
標高 18メートルになる

ことを意味します。

たかだか 高さ 20メートル弱の、
しかも 付近と標高の大差がない場所を、
「山」と 称するものでしょうか?




標高 18メートルとは、
現代の『北の大崩れ』(長者ヶ崎)の根本
程度の高さ
にすぎず、

なんと 現代の『カフェアルファ』
(黒崎の鼻)より低い
のです。
(黒崎の鼻は、海抜25メートルほど)








ちなみに 後日、
ちょっと思いついて、

「海面上昇をテストできる地図」で、
「三浦市」近辺の海面を 40メートルほど上昇
させてみたところ…

下画像のような結果が得られました。






一目瞭然 ですね(^^


「上宮田 小学校」近辺 の台地は、
完全に水没して、跡形もありません。


三浦市は、引橋交差点 を中心とした
一帯
のみを残して、
完全に「島化」してしまっております。



この結果は、

「引橋の一帯」以外は、
「山」と呼ぶには低すぎる 丘にすぎない

ことを 雄弁に語っています。




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▲矛盾点4
『そもそも「方角」が矛盾している』



十四夜さんによると、

アルファさんたちが、元屋敷に立って、
漫画のコマのような風景を見るためには、
『西北西』を向く必要がある
そうです。


そして十四夜さんは、
下のコマを例にあげ、



『アルファさんたちの
服の影の付き方を見ても、
西北西を向いているのは明らか!』

と 力説しています。




これには 呆れはてました… 


皆さんには、
このコマの「光源(太陽)」
画面の どこにある
ように思えますか?


僕には「右」
あるいは「右ナナメ前」
あるように思えます。

(少し左ナナメ前を向いているココネの「背中の一部」にまで
光が達していることからも、これは明らかだと思います)




また よく見ると、
ココネの帽子の影も 左側
ついていますよね。

光源が「右」にあるから
影が「左」につく
わけです。



なぜ 突然「光源」の話など
始めたのか…?


それは、
「場所」「影の向き」が分かれば、
『太陽のある方角』が分かる
からです(^^





ここで、皆さんに質問です。


もし、十四夜さん の主張する通り、
「アルファさんたちは 西北西を向いている」
のだとしたら、

この影の付き方から導き出される
「太陽の位置」
は、
一体 どこになると思いますか?



答えは、なんと『北』
(正確には 北北東です。


これは 東西南北のうちで、
「最も、太陽の位置として
ありえない方角」

と言えるでしょう。

(カフェアルファが「南半球」にあるなら、
話は別ですが…(苦笑))




僕が、彼の発言に呆れはてた 理由が、
お分かりいただけるのではないでしょうか?







【下へ 続きます】



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以上 4点 が、

僕が 十四夜さんの
『元屋敷 = 変に青く波のない水面』説
から見出した 矛盾点です。


この説には かなり無理がある ことが
ご理解いただけたのではないでしょうか?




しかし、それでは逆に、

僕が主張している
『金田の谷 = 変に青く波のない水面 説 では、
そのあたりは どうなのでしょう?



他人の説の否定ばかりして、
自分の主張する説について
同様の検証を行わないのは 卑怯

に思えるので、

以下で、
1つ1つ 検証チェック
していこうと思います。







■『水面の向こうの山々
(あるいは丘)までの距離』




金田の谷(と 僕が勝手に呼んでいる、
「引橋交差点」の東の尾根から見て 南に広がる谷間)
は、
夕凪時代に「反対岸」となる
谷の向こう(南)の丘 まで、

場所にもよりますが
1 〜 1.5キロ 程度しかありません。


つまり、丘の上の鉄塔(というより電柱?)を
十分 目視できる 近距離 にある
わけです。




■『ココネが 今まで
行ったことのない地域』




金田の谷 は、
三浦半島の かなり南端で、

カフェアルファ(黒崎の鼻)から、
さらに 南東に4キロ以上も行ったところ
になります。


北から、ほぼ「カフェアルファ」目当てに
やって来るココネにとっては、
まず 訪れない地域
と言えるでしょう。




■『引橋交差点の 東一帯は、
「山」と呼ぶに ふさわしい』




三浦市 の最高峰は、
標高 82メートル「岩堂山」ですが…

実は、単なる交差点である
「引橋交差点」(大三叉路)の辺りが、
それに匹敵するほど高い
という事実をご存知でしょうか?



その辺りから 東京湾に向かって降りていく
なだらかな坂道
は、
付近からグッと標高が上がるため
驚くほど視界も開け

あたかも「龍の背」にそって
地上に降りていくような気分が味わえる、
絶景ポイントの連続地帯
でもあるのです。


そして、 その「龍の背」の南に広がるのが、
件の『金田の谷』なのです。




三浦市の高所の代表格である この一帯は、
「山」と称するに ふさわしい場所の1つ
と 言えるのではないでしょうか。




(これは先ほどの「海面を 40メートル上昇させたマップ」です。
逆に言えば、このマップで水没していない場所は、
現時点で 最低でも「海抜 40メートル以上」という、
それなりの標高を持っている範囲 なのです)





■『アルファさんたちが
向いている方向は、
「南南東 〜 南」』




先ほど、
『十四夜さんの主張どおりだとすると、
太陽の位置は「北」になってしまいます』

と指摘しましたが、

それでは、
実際には アルファさんたちは、
「どの方角」を向いていたのでしょう?




これを知るために確認すべきは、

ココネたちが
「変に青く波のない水面」を見ていたのが、
1日のうちの どの時間帯か?
という点
です。



ありがたい事に 第84話には、
ココネたちが子海石診療所を出発した際に
『お昼 海沿いの砂だらけの道を南下』
という一文が見られます。


そして、
フワッフワッと気まぐれに曲がる
アルファさんについて
しばらくツーリングをした後、
「変に青く波のない水面」
到着しています。



その後は、
自販機の小屋 に寄り、
ここらじゃ一番高い丘(岩堂山)
先ほどの缶飲料を飲み、

しばらくアルファさんの
昼寝に付き合った後、

日が暮れて間もない
カフェアルファ
帰宅したようです。



以上の情報から、
ココネたちが「変に青く波のない水面」を
眺めていた時間帯
は、

午後2〜3時ごろ と考えるのが
妥当ではないでしょうか?




加えて、彼女たちの服装からして、
季節は「秋・冬・春」の いずれか

日没が、比較的 早い時期
と考えられます。


だとすれば、太陽の位置は
『南西 〜 西南西』あたり

という事になります。




ここまで分かれば、
あとは簡単ですね。


画面の「右ナナメ前 〜 右」が、
「南西 〜 西南西」ということは、

画面の正面は
(アルファさんたちの向いている方向)
『南南東 〜 南』




「引橋交差点」の東の「龍の背」から、
南南東あたりに広がる「金田の谷」を
見下ろした
と考えると、

方向的にも、
とてもシックリくる
わけです。






同時に これで、

僕が このページの中盤で、
「彼方に見えている山(丘)が
大楠山方面だとしたら、
ある 大きな矛盾がある」

と書いた理由が、

皆さんにも ご理解いただけた
のではないでしょうか?



そうです。

『南南東 〜 南 を向いたときに、
「大楠山」方面を見渡せるような場所など、

三浦市内には 存在しない』のです。



強いて言えば、
逗子 の北部の丘あたり からなら、
南南東 〜 南 を向いたとき
こういうふうに見える可能性が
無きにしもあらずだとは思うのですが…

とても、アルファさんたちが
バイクで日帰りできる距離
ではありません
(笑)




【下へ 続きます】



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今回の このページを読んで、

あるいは一部の方は、
「ふきさん、他人の説を否定なんかして、
心がせまいなぁ…」
と、
思われたかもしれません。



ですが 僕は、
作品世界の考察 というものは、

「自分の思い付きを正当化」
するためのもの
ではなく、

『作者さんから与えられた情報を、
「客観的に現実と照らし合わせて」推理し、
ファン同士で共有するところに、
意味・楽しさがある』
と思っています。



ファン同士で馴れ合ったり、
顔色をうかがい合って、
理論的におかしい「考察」を
無理に 褒めたたえあったり

自分の考察(理論的におかしいもの)の
矛盾点を指摘されたからといって、
その相手を「敵視」するような姿勢で、

本当に作品世界が
読み解けるものでしょうか…?





この場を借りて、
あらためて 十四夜さんに
言いたい
のです。


『ご自分の考察が、本当に正しいと
思うのであれば、


「無視」などという
非建設的な手段ではなく、


「理論的な材料」によって、
僕に反論してきてください』
と。



もし 今後、彼からの
「理論的な反論」があった場合は、

僕も このページにおいて、
その内容を 追記 していきたい
と思っています。


そんな日が いつか来ることを、
期待しております (^^







いかがでしたでしょうか?


いつもは「現地の紹介文」しか
書いていなかったので、

「ふき という人は、適当に
自分が気に入った場所だけを
紹介しているのだろう?」


ぐらいに思っていらっしゃった所も
あるのではないでしょうか?(笑)



でも 実はウチでは、
1つの場所を紹介するまでに、
これだけ多くのポイントについて裏を取り、

「8割方 間違いないだろう」と結論づけてから
ページ制作に入っております。



僕が、今回の 十四夜さん の主張の矛盾を
スラスラと指摘できたのも、

『自分自身が この場所を探していた当時、
漫画内から得られた上記のヒントについて、
矛盾が出ないよう 何度もチェック』

していたからなのです。

(ただ、「1つ1つの場所について、いちいちそこまで
裏打ちを書きつらねていたら、読む人も大変だろう…」と考え、
そのあたりは バッサリ省いていますが…w)




また、このページでは
十四夜さんの論の矛盾
指摘していますが、

ここはあくまで「僕のサイト」

「僕に都合のいい歪曲をしていないと、
なぜ言えるでしょう?」
(笑)



ですから 皆さんには、

どちらの主張が
本当に正確(に近い)かどうかを、
ぜひ 皆さん ご自身の目で 判定
してほしいのです。



実際に 三浦半島 に足を運んで
そのさわやかな空気を味わいながら
比較してくださってもいいですし、

最近では『Google ストリートビュー』
などを通じて、家に居ながらにして
現地の風景を吟味できる
世の中です。


他人からの情報を鵜呑みにせず、
最後の決定を自分自身で行う人
が、
僕は大好きです…(^^




というわけで、

たいへんな長文に
最後までおつきあいくださり、
本当に ありがとうございました。
<(_ _)>


(2014年 05月05日 執筆) (2023年 12月21日 追記)




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