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新・アルファタイプ(Aタイプ)の歴史 → 3 『最初で最後の「生物の人」、A6』 |
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新・「Aタイプの歴史」 3 | 約 45年前 | ||
最初で最後の 「生物の人」、A6 |
『ミサゴは「作られた生物の人」 ではあるけれど、 「ロボットの人」ではない』… 『記憶キノコと関連はあるが、 自然に成長して あの姿になったのではなく、 人工的に調整された個体だった』… これが、現在の自分の結論です。 こう考えることで、 作中のいろいろな表現について、 合点がいくことも多くなると思うのです。 ミサゴの出てくる話の タイトル が、 ほぼ必ず 『ミサゴ = (特別な)人』と 思しき付けられ方をしており、 「ロボットの人」とは また違った 特別な位置づけを連想させる のも、 作中で、ミサゴに最も深い興味を 持っている アヤセに、 『登場時期にズレがあるので、 ミサゴはロボットの人ではない可能性が高い』 と 語らせている のも、 前後で合計して 100年近い 長い歴史 を 描いている当作品において、 記憶キノコ が さまざまな形態(人型・外灯・ビル)で 登場しているにもかかわらず、 その次の段階(成長した姿) であるはずのミサゴが、 なぜか 1体 しか出ていない のも、 つまりは、ミサゴが、 キノコを起源とした「人」でありながら、 自然な姿ではなく、 自然な姿ではない と言いつつも、 「ロボットの人」とは また異なる存在 (あくまで生物) である証拠のように、 自分には思えるのです。 |
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