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海の色のビン |
| ■ 海の色のビン |
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| 執筆 2010年 01月24日 |
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その 小さなマーケットに入ったのは、 何年ぶりだろうか？ 皆さんにも、 「近所にあるけど、なかなか行かない店」 というものがあると思いますが、 僕にとっての、 このマーケットが そうでした。 品揃えが中途ハンパ… これといって特色が無い… 理由は そんなところでしょうか？ …いやいや、 今日は そんな「お店 談義」を したいわけではありません（笑） その店で僕は 出会ってしまったのです。 『海の色のビン』に。 正確には、 コカコーラの瓶 に。 第14話『砂の浜』で、 アルファさんが 海底からサルベージした、 あの、うす緑のガラス瓶 です。 |
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昭和中期ごろは当たり前だった 「ビンに入った 清涼飲料」… しかし、ガラス容器の重量や 破損時の危険性の高さからか、 その座は「アルミ」「スチール」へと移行し、 現在において僕たちが 「瓶入り清涼飲料」を目にする機会は、 専門の嗜好の店をのぞいて ほぼ皆無となりました。 かくいう僕も、 小学校 低学年 の頃、学校で 「紙粘土のオブジェ」を作る土台とするために 持ってくるよう先生に指示されて、 近所の駄菓子屋「ワカオ」で購入したのが 最後 ではないでしょうか… …て、30年ぶり かい！ 我ながら愕然です。 当事、コカコーラは 「飲みすぎると 骨が溶ける飲み物」 と信じられていた（笑）ため、 うちの親も なかなか 飲ませてくれなかったのですが、 この時は 学校公認 で飲めたから うれしかったなぁ… すみません、 ジジイの昔語り は退屈ですか？ イヤですねぇ、 歳をとると 昔話が長くなって…（笑） |
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本題本題。 これが その、 「瓶入りコーラ」だああ！！ 
そして これが、 『海の色のビン』だあああ！！ 
いや、驚きました。 コーラの瓶て、 こんなにキレイだったのですね。 室内灯での撮影なので、 太陽光の下のような鮮烈さはありませんが、 それでも この美しさ … デジカメで撮影しながら、 その輝きに ため息が出たほど です。 そして、そのツルリとして サラリと涼しげな飲み口… 中の飲料水の清涼感が、 倍近くも増して 感じられます。 この直後、 たまたま コカコーラのサイトで、 「ペットボトル入りの コカコーラ」を 見たのですが… 「質の悪い調味料」か「燃料」にしか見えず、 全然 おいしそうに見えなかった ほどです（こらこら） いずれにしろ、 自分の 宝物 が １つ増えた心地 です。 ヨコハマ関連アイテムを抜きにしても、 この美しさは 保存の価値があります！ |
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さて、ここで、 最近メールの やりとりをさせていただいている、 「ヨコスカ在住の 金澤さん」から おうかがいした 思い出話し を１つ… 黒崎の鼻にほど近い 三戸海岸の ガソリンスタンド内での お話です。 
（写真はイメージです） 金澤さんが たまたま立ち聞きした、 スタンドの店員さんと、 おそらく その隣の小さな農協の店員さん、 ２人の 地元おじさん の会話なのですが… 農協のおじさん曰く、 『この前なんか、「コーラのビンありませんか？ ぼく、昭和風の店開きたいんです」 なんてやつが来てさー…。 居るんだよね、そうゆう人…』 … 誰だよ！ こんな白々しいウソついて、 コーラの瓶を入手しようとした ヨコハマファンは！！（一方的に決め付け） 地方といえども、 時間が止まった世界ではありません。 現在、普通の店が「瓶入りコーラ」を 置いているとしたら、 それは高確率で 賞味期限がブッちぎりで 切れている ことを意味します。 旅先のノスタルジーに酔って ナチュラルハイになることは僕でもありますが、 何気ない一言が 地元の方の気分を いたく害する 場合があることを、 単なるビジターにすぎない我々 旅人 は、 肝に銘じるべきではないでしょうか？ ヨコハマのモデルである 三浦 は、 ヨコハマファンにとっては聖地です。 しかし、そこには同時に 『地元の方の リアルタイムの生活』がある… その１点だけは、 忘れてはいけません。 それを忘れなければ、 やがて あなたにも、 三浦の風景に「異郷のノスタルジー」ではなく 『故郷の ぬくもり』を見る日が 来るかもしれません。 |
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最後に、 このビンを持って砂浜（野比海岸）に行き、 『第14話と同じ構図で、ハイチーズ』！ …の写真で しめたかったのですが、 現在は あれやこれやで忙しく、 三浦から遠ざかってしまっている自分… ササーっと撮影に出かけるわけにも いかないのが現状です。 そこで、2007年に撮影していた 野比海岸の写真を持ってきて、 自宅で ハイチーズ。 
今日の収穫です（笑） いつか現地の砂浜に このビンを立てて、 潮風を楽しめる日が来ますように… |
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