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雲放電 |
■ 雲放電 | |
世界中 | |
撮影 2006 / 09/10 |
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第95話。 初夏の午後… アルファさんは、 彼方の雲の中で起こっている 放電現象 に気がつきます。 ご存知の方も いらっしゃると思いますが、 雷というのは、けっこう 頻繁に起こっている現象 です。 地上にドカーンと落雷しなくても、 頭上の雲がドロドロドロ… と 重低音を響かせているのを聞いた事は よくあると思いますが、 この時は、頭上の雲どうしや、雲の内部 で 雷を撃ちあっている状態 なのです。 (こうした現象を ひとまとめに『雲放電』と呼ぶそうです) 空が暗ければ、 頭上の雲が ときどきパッと 明るくなる のを見ることが できるでしょうし、 入道雲が大きく、 太陽光をばっちりガード するようなものであれば、 雲の陰で光る雷を、 明るい昼間でも確認できる 場合があります。 アルファさんが見たのは、 後者だったわけですね。 |
…と、そこまで分かっていても、 その雷を撮影するのは 困難… というより、 文字通り 運まかせ です。 輝くのは一瞬ですし、 音が鳴るのは光った後… 1、2の3で、 狙ってシャッターを切ることは 不可能と言ってよいでしょう。 |
「こんなチャンスは滅多にない!」と 興奮して自転車を停め、 カメラを構えたのですが、 放電は 30秒に1度、 忘れたころに光る程度… しかも 夜なので、 夜間撮影に適していない僕のデジカメでは、 手ぶれを防ぐために タイマー撮影 が必須… (ボタンを押すと、2秒後にシャッターが切れる) とてもタイミングを狙えたものでは ありませんでした… 一応、2〜3回 やみくもに 撮影してみましたが、 タイミングが合っているのかどうかさえ サッパリ分からず、 ガッカリして、 帰宅したのですが… 撮ってきた写真を 確認してみて、仰天! 1枚だけ、バッチリのタイミングで 放電 が写っていたのです。 |
というわけで、 本当に偶然 撮影に成功した1枚が、 下の写真です。 中央の雲の中間の淡い白が、 放電現象(雲放電)です。 青黒い彼方の夜空を、 忘れた頃にフッと小さく白く染める雷 … その雰囲気だけでも お楽しみください(^^ なお、この光景に触発されて、 どこかの 誰かさんのように 近所に 拳銃を ぶっ放しに出かける のだけは、ご遠慮ください(笑) |
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