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西の岬(黒崎の鼻)


西の岬・カフェアルファ(黒崎の鼻) ■ 西の岬
(黒崎の鼻)
神奈川県 三浦市 初声町 下宮田
最寄 京急『三崎口』
撮影 2006 / 10/28 他


この『西の岬』は「ヨコハマ買い出し紀行」という
作品において とても重要な場所であり…

僕自身にとっても色々と思い出深い場所のため、
追記に追記を重ねた結果、
ページが大変に長大になってしまっています(苦笑)

その点をご容赦いただいた上で
お楽しみいただければ、さいわいです(^^





『西の岬』とは、
「ヨコハマ買い出し紀行」の 物語の
スタート地点にして ゴールポイント


主人公である ロボットの人
「アルファさん」
が 日々を過ごす、
初瀬野 邸カフェアルファ の建つ、
海辺の草原のような場所です。



付近の描写と、
公開されているイラストマップから、
現在の 黒崎の鼻 近辺をさすというのが、
ファンの間でのメインの見解です。


場所は、京急の終点 『三崎口』駅 から、
西へ2キロほどの地点。

現地までのルートは、
途中で どういう景色を楽しむかによって、
大きく分けて3〜4通りありますが…


今回は 最もオーソドックスな
『広がる大根畑を眺めながら一直線』
のルートをご紹介しましょう。



なお、現地にはトイレが無い ので、
徒歩で行く人は、「三崎口駅」内のトイレを
使っておく
ことをお勧めします。


また、自販機なども いっさい無い 場所なので、
駅を出てすぐのコンビニで
おやつを買っておくとベター
ですね。

アヤセ にならって、
お茶とカリントウのセット など、
いかが?(^^




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それでは出発です。


「三崎口駅」から国道134号ぞいに
北へ200メートル行ったところにある、
やや登りぎみのゆるい坂を左折
すれば、
あとは ほとんど直線です。


西の岬(黒崎の鼻)への道   西の岬(黒崎の鼻)への道



どこまでも続く電信柱と、
周りに広がる大根畑を楽しみながら、

丘の彼方へ続く直線を、
西へ西へ…



西の岬(黒崎の鼻)への道   西の岬(黒崎の鼻)への道

西の岬(黒崎の鼻)への道   西の岬(黒崎の鼻)への道





最終的に、丘の最も北西…

「行き止まりのような場所」
たどりつく形になります。


西の岬(黒崎の鼻)への道



この行き止まりの右側(北西)にある
1メートルほどの高さの盛り土でできた
草ボウボウの土台 が、

『初瀬野邸 の 建築予定地』(笑)です。

そばの看板にも
そのように記されています。
(うそをつけ)


カフェアルファ建設予定地



「夕凪の時代」になると、
このあたりに『カフェアルファ』が建ち、

店員さんが リボンのついたスイカを
おすそ分けしてくれたりする
のです。




さて、道は一見すると
ここで行き止まりですが…

ヨコハマファンである あなたは、
さらにここから
勇気をふるって(?)柵を越え、
西へ向かって降りていく
小さな小道を進みましょう






ほどなく、岩の岬
あなたの眼前に広がってくるはずです。






ちなみに下の写真は、
行き止まりの左のほうに続く
ちょっとした 駐車広場
なのですが、

行き止まり付近に鎖が横渡してあることから、
「許可が無いと 停めてはいけない場所」
と見て間違いないと思われます。





(ちなみに、もし ここに マイクロバス が停まっていたら、
まず間違いなく、黒崎の鼻で
ドラマ・映画撮影 が行われています。

1人静かに浜の風を感じに来た方は、ご愁傷様ですが、
彼らが帰るまで付近で時間をつぶして待つ他 ありません
(泣)




なので、あなたが自動車などで
現地に訪れるつもりであれば、

ここではなく、黒崎の鼻の
「三戸海岸」側にある 駐車広場
目指して来られることをオススメします。



…といっても、三戸海岸の中央付近の、
諏訪神社 前の 駐車場」ではなく、

そこから さらに北に向かって、
地元の家々の間のせまい小道を
800メートルほど進んだ所にある
駐車広場です。






途中の道が狭く、
やや分かりづらい場所
ですので、
地元の方に道を訪ねられると良いでしょう。

狭い道に自信が無かったり、
車体の大きな人には難易度が高いですが、
「黒崎の鼻」は グッと近く(徒歩 数分)なります。




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さて、

黒崎の丘の行き止まり から、
背の高い草木のトンネルのようになった
小道を海へと降りていくと…


黒崎の鼻の風景



眼前に広がるのは 岩の岬


ついに、
『黒崎の鼻』に 到着です!


黒崎の鼻の風景   黒崎の鼻の風景



海に突き出した
高さ10メートルの岩場は、

ただ そこに行くだけで
数々の名風景を約束してくれる、
そんな 素敵なビューポイント
です。



南に 三戸海岸、北には 和田海岸

西に広がる 伊豆半島

空気がすんでいれば、
北西に 富士山 も見えるかもしれません。


黒崎の鼻の風景   黒崎の鼻の風景

黒崎の鼻の風景





ところで皆さんは、
ここから 江ノ島 も見える、と
勘違いされてませんか?

第1話の見開きで
そんな感じに描写されているので、
そう思い込んでいる人も多いでしょうが、

実は 黒崎の鼻近辺からは、
荒崎 に はばまれて、
「江ノ島」は見えない
のです!


黒崎の鼻の風景   黒崎の鼻の風景

(…と 偉そうに語っている僕も、
今回の写真を撮りに久々に黒崎を訪れて
その事実に気づき、仰天したのですが(苦笑))




あのコマの風景は、
「アルファさんの住む家を、
三浦半島西海岸が一望できる理想の地」

としたかった、

芦奈野先生の 希望・親心
加味されたものなのかも…?




あるいは…

連載当初の構想では、
「黒崎の鼻」以外の場所が『西の岬』

だったのかもしれません。


僕が気になっているのは、
カフェアルファで頻繁に使われている
「お魚マーク」


三浦半島西岸で
魚に関係した場所といえば…

そう、『京急 油壺マリンパーク』です!

「西の岬」は 当初、
マリンパーク跡地にあったのです!




…と、意気込んでみたものの、

「黒崎の鼻」以上に海に突き出ている
マリンパークのある「油壺の岬」を
もってしても、

まだ カフェアルファの はるか北に
見えている「三角形の山」らしき地形

(当初は 葉山の 大峰山 ではないかと思っていたのですが、
もしかして 長者ヶ崎 でしょうか?
あまり水没していない気がするのですが…)

が見えないという、

第1話の見開きとの矛盾
残ってしまうのです。

う〜む……




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また、ご存知の方も多いと思いますが、
この「黒崎の鼻」の すぐそばの丘の上には、

まるでカフェアルファのような
外観と位置の家
として
ヨコハマファンの間で有名な、
『レモン色の家』があります。


カフェアルファのような建物   カフェアルファのような建物

カフェアルファのような建物



今回の写真を撮影がてら、
近くまで行ってみようとしたのですが、

唯一 接近できそうな道には
横縄が わたしてあって
どうも 関係者以外は 入ってはいけない
場所
のようです。


パッと見に生活感が無いので、
別荘 か、すでに売家になっている
のかもしれませんね。


(2011年になって、この建物の正式名称が
『初声シーハウス』であることを、
「Googleマップ」で 偶然に知りました(笑)









最初に この家を撮影した 2006年から、
12年が経った 2018年 6月


あるヨコハマファンの方からの
情報提供がキッカケで、

実は 自分が、
この建物が『初声シーハウス』である
証拠(?)の写真を撮っていた
ことに
今さらながら気がついて、
仰天するやら あきれるやら…
という顛末がありました(苦笑)

(そのファンの方が「現地で、建物名の分かる看板を
撮ってきました」と見せてくれた写真を見て、
「あれ?自分は この看板を見たことがあるぞ? なんでだ??」
と 驚いて、過去写真をあさってみたら… という流れでした)



  



当時は 単に
「レモン色の家の近くの1風景」を
記録しておく…
ぐらいの
軽い気持ちで撮影したので、

そこに写っている看板に
『建物名』まで書かれている事に
気が回らなかったのです。


この看板と「初声シーハウス」が
100メートルほど離れていたので、
関連看板だと気づけなかった事も一因でした(苦笑)



とはいえ、
撮影しておいてよかった〜

良い宝物が、
また1枚 増えました
(^^




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西に向かって大きく開けた地形からも
ご想像の通り、

黒崎の鼻 は、三浦半島屈指の
夕日の ビューポイント
でもあります。



皆さんも天候に恵まれそうな日は、
ぜひ、日没の1時間ほど前に現地を訪れて、

「将来 アルファさんたちが
夕方に見るであろう 美しい光景」

を、満喫してきてくださいね。


下写真は、
「黒崎の鼻から眺める、
伊豆半島に沈む夕日」


「黒崎の鼻の東から眺めた、
黒崎の鼻自体に沈む夕日」

になります。


黒崎の鼻の夕日   黒崎の鼻の夕日





下の写真は、北の和田長浜の砂浜から
黒崎の鼻を眺めた写真です。


黒崎の鼻


岬のシルエットが
2段階に低くなっていますが、

中央の、中ぐらいの高さの一帯が
黒崎の鼻
です。


そのシルエットは、
SFアニメで出てくる 宇宙巡洋艦 を思わせ、
なんともカッコいいのです…(笑)






ちなみに、黒崎の鼻の すぐ北東には、
船は見当たらないけど、
小さな港状になっている不思議な場所
が あるのですが…


実は これ、
かつて本当に港だった場所で、
『初声マリーナ』という
ヨットハーバーの跡地なのだそうです。


初声マリーナ跡地



あんな、(今は)何も無い場所に、
唐突に「夕日が見れるレストラン」があったり、

三戸海岸 の 中ほどに
唐突に「BEACH BUM」があったりするのも、
おそらく その名残なのだろう… と、
さまざまな違和感が氷解しました。



ヨコハマの物語とは
直接関係ない場所ですが、

こうした「何かの跡地」って、
とても ヨコハマ的 に思えたので…

メモの意味も込めて、
このページに記しておこうと思います。
(2008年11月)




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ちなみに、
マリンパークより さらに南にある
諸磯「浜ノ原」という岬からは、
ギリギリで「北の大崩れ」も視界に入るため、

「こここそがカフェアルファ建設予定地である!」
と主張するファンの方も一部にいるのですが…


残念ながら、
浜ノ原 を「カフェアルファ建設予定地」
とするのは 無理がある
と思います。



理由は 2つ

1つは、諸磯が
「三浦半島 西海岸の、最南端の岬」

であること。


仮に ここにカフェアルファが
あるとすると、
第3話の背景(南のほう)に、
『西の岬の彼方の建物』
描かれている点が矛盾してしまう
のです。

諸磯は「最南端」なのですから、
その南に さらに別の岬など
あるはずが無い
からです。




そして もう1つは、
そもそも、『ポストカードブック』内の
ヨコハマ地図と 矛盾している
点です。


下の写真が、
その ヨコハマ地図の全体像 と、
カフェアルファ近辺の拡大図 になりますが、


  


カフェアルファの すぐ南の湾に
「Koajiro」(コアジロ)と書かれている

ことが お分かりになるかと思います。


つまり、
カフェアルファが乗っかっている岬は、
小網代湾より北に位置している
必要がある
わけです。


小網代湾より1キロ以上も にある
「浜ノ原」では、どうがんばっても
「カフェアルファ候補地」には なりえない
ことが、

この事実から お分かりいただける
のではないかと思います。




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